鹿沼市8 枠内の城名を触ると、縄張り図にジャンプします

①記号SKは、現地調査の生DATA=スケッチを示す
②『 』内の城は、調査したが、遺構が見あたらない城を示す。
 この場合、縄張り図の代わりに、地籍図や写真等を掲載している。
 (注)遺構が無いからと言って、そこを城として否定しているわけでない。
③図は断りのない場合、上面が北を示す。
  パソコンの特性上、縄張りをすべて画面上に掲載できていない場合がある

下沢城sk



下沢城sk 位置マピオンのリンク

  

①山上部  2015/5/10 母の日  ※補足調査2015/08/09     
 

 本年度5月1日の西方城で、草や虫、蛇で散々な思いをした私。
 
 『
今シーズンはこれでおしまい!』

 などとホームページに書いたのだが、天気の良い土日は、どうも体が疼く。


 
『もっと、標高があれば、草も虫も少ないかな・・・?

  ついでに、ハイキングコースかなんかになっている山だったら、もっと見やすいかも・・』








    





 
 で、下沢城に行ってみることに。
                 ◆下沢城遠景

 ここは、二股山へのハイキングコースとして取り込まれいる。
 整備されていて、とても見やすいだろう!という考えである。

 


    
 
 

 車を走らせ、下沢地区に入る。

 延命地蔵が見えたら、細い路地に入ろう。

       ◆延命地蔵








 路地に入ると、広い広場が。

 ご親切に、登山者用の駐車場が用意されている。

















 車を置いて歩き出す。
 
 
 最近作られたという砂防ダムを横切ると、早速登山道が2手に分かれる。
 この登山道は、地元の方が整備をされているそうだ。
 道標があり、親切なハイキングコースの略図もあるので、間違うことはない。
 下沢城へは、写真の場所から沢を離れ、山を直登する形になる。

 さっそく、山登りだ!

    
 





     



      


         
”ぜー、ぜー”




 息を切らし、ひたすら登る。
 登るといっても、普段の道なき道を歩くわけではない。
 余計な草や枝が行方を阻むわけでもなく、とても楽だ。

 





頂上に近くなると、細尾根を縦走。

しかし、とにかくこの山は岩が多い。
写真のように尾根上も一直線に岩が露出する。



































 


その途中、
岩が壁のように途切れる場所がある。

他のホームページでは、ここを
”岩の堀切”とするものもある。

しかし、
これは、自然地形だろう。

   
堀切ではない。





















 そこからさらに進むと、

 写真のような平場に出た。

 しかし、全くの自然地形で、

 遺構らしきものは皆無。





      どうしたものか・・・・・・



















          さらに少し進むと、何もないのに『下沢城跡』と、立派な標柱が建てられている。


                                      うーんん。

                  







            しかしでも、その先に城を決定づける遺構があった。









  【解説】


  



      
                        


 
  
   まずは、土橋!
            




          
堀切!
            





           
堀切!反対側
            





           
土橋を渡り、振り返り堀切全体。  
            



                                             記念に堀切と私









      









堀切を進むと、
おそらく土塁が縁を回っていた様な
広めの曲輪に出る。


綺麗な切岸だ。










        ここから、写真青色の看板方向に下り、振り返るとると・・・・・・




     
         

  
           ・・・と地元の方の設置の看板。
           しかし、
これは石垣ではない。
      
           ただの自然石の露出!。
           人の”積む”という意思が感じられない。




      



ここからの景色は最高である。

これが、
この城の設置の理由だろうか




















      





 このあと一本堀切がある。(写真無し)
※下写真・2015/08/09撮影写真追加 
      





 さらに下ると尾根はまっすぐ続くが、ハイキングコースは北に折れる。(
地点)


           




 
  すると、狭い鞍部の前面に堀切が認められる。
  かなり埋もれている為か、地元の看板はない。    

         





       鞍部の先には『不動岩』がある。         
                  



      この不動岩のまえでポチッ。






   


 
 


 不動岩からは、再び道が登り始め、標高322mの小ピークがある。
 
 ここにも小規模ながら切岸と、おそらくかなり埋もれているが、堀切があったと思われる。   
  
  ◆322mの切岸と縦堀をパノラマで

 322mの切岸
 

 
      その端のおそらく縦堀跡。






    

 



 
      322mのピークを超えた先に大きな堀切がある。 
      堀切端は縦堀となり、特に北斜面の堀はしっかり長い。



 

  


(左写真のみ 撮影2015/08/09)

                                    



  ※注意 さらにその先の尾根上にも、堀切か?と思う加工痕があるが、これは道の跡とし、遺構でないと判断している。
       (下、現地縄張り図左上端に図示有り)            
 
                                  
(下沢城 完了)
       

   ■現地作成縄張り図
                              
 


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